監修:桝田省治
定価:本体1000円+税
●キャラクター紹介
種族:猫人族
サブ職業:料理人
HP:12003
MP:9688
〈記録の地平線〉のご意見番にして料理人。シロエや直継同様に〈放蕩者の茶会〉参加者であり、ヤマトでもトップクラスの実力を持つ〈盗剣士〉。その老成した言動と豊富な知識、経験でギルドの精神的な支柱をつとめている。料理に対する造詣が深く、その腕前も一級品。「味の革命」をアキバにもたらした立役者でもある。いつも紳士的な立ち振る舞いを崩さず、若者たちが異世界で生きてゆく様を温かく見守っていたが、「赤い夜」事件でのロンダークとの再会では、彼の抱く絶望に大きな衝撃を受けた。人生とはままならないものであり、年長者であるにゃん太はそれをよく知っている。だからこそシロエたち青年組やセララたち年少組に大きな愛情を注ぐ。にゃん太は気がついていないが、それは多分きっと一方通行ではない。
「攻撃力は素晴らしいのですが、いささか修理費がかかりますにゃ」
「手袋は紳士のたしなみにゃ」
「料理に使うこともあるのですにゃ」
種族:ヒューマン
職業:神祇官
HP:10154
MP:10241
アキバ第三の戦闘系ギルド〈ホネスティ〉のギルドマスター。ゲーム時代はプレイヤー間の格差是正を標榜、広く攻略情報の公開に取り組み「先生」と呼ばれていた。〈円卓会議〉の11ギルドマスターのひとりなのだが、戦闘系としては突出した武力もなく、生産系としては十分な商業規模がない。〈大災害〉後のアキバにおいては「肥大化した生活支援系」とでも言うべきギルドとなってしまったせいでさまざまな厄介を抱え込んでしまった。
善性の人間であることは疑いを入れないのだが、いっぽうで善性であるがゆえにアキバの闇と深く共鳴してしまい、苦しみの中にある。
「援護は神祇官の役目のひとつ。難しいわけではありませんよ」
「冷凍呪文でひやすのが玄人のテクニックですね」
「パイン味って言いますが、これパイン入ってませんよね」
種族:ヒューマン
職業:マイハマの幼君
HP:899
MP:449
フルネームはイセルス=エルアルド=コーウェン。セルジアッド公爵の孫、レイネシアの実弟にあたる若干9歳になる少年。優しい眼差しと銀色の髪はレイネシア同様母譲りで、その幼さに似合わぬ利発さと、年相応の好奇心や騎士道への憧れを併せ持つ。〈大災害〉に衝撃を受けて、その後祖父の薫陶、姉の活躍にふれて〈大地人〉と〈冒険者〉の融和を願う。来るべきサードシーズンは出会いの物語。イセルスはアイザックを通してやっと〈冒険者〉と出会うことが出来た。しかし両者のあいだには〈摂理地平線の原則〉が立ちはだかる。本当の意味で隣人となるためにはまだ多くの困難が待ち構えている。
「貴族たるもの剣とペンをたしなむのです」
「お祖父様からもらったのです」
「お姉様とおそろいです!」
種族:ヒューマン
サブ職業:剣闘士
HP:15471
MP:7761
アキバでも最強の戦闘系ギルドとして〈D.D.D〉と並び称される〈黒剣騎士団〉のギルドマスター。魔剣〈ソード・オブ・ペインブラック〉を用いた苛烈な戦闘や、思考のシンプルさ、荒っぽい言動から単純で粗暴な人物と思われがちだが、決して考え無しの戦闘狂というわけではない。一度身内と認めた相手には情の篤い好漢であり、また人を見る目も確か。自分に足りないところを補ってくれる仲間を見出し重用することで、自ギルドの運営や〈円卓会議〉でも重要な役割をこなしている。地球世界では東北地方の建築会社に勤務する社員で、若手ながら震災復興などでさまざまな苦労も経験している。座右の銘は「相手を生まれや年齢でみてたらダチふえねえ」。マイハマでは侍女に隠れた人気らしく、野蛮だと嫌っていた優等生タイプの侍女がある日突然「優しいところもあるし見た目より紳士だわ」などと頬を染めるオカルト現象があるために、侍女長からは警戒されているのだとか?
「だって着るもん悩まなくて良いんだろ?」
「丈夫でいいなこれ」
「おれのが強そうだぜ」
種族:ヒューマン
サブ職業:会計士
HP:9696
MP:9845
〈三日月同盟〉所属の吟遊詩人。ギルドマスター・マリエールの無二の親友として、サブギルマスとして同ギルドの会計を預かっている。〈大災害〉直後からシロエたちとの友好関係がありそれは現在でも継続中。可愛いものや女の子が大好きで、同じギルドのアシュリンや〈記録の地平線〉のアカツキを溺愛している。弱点である本名は「梅子」であり、自分でも余りにもばば臭いと気にしている。マリエールとの口げんかではこの本名を持ち出されて「マリエなんて毬絵のくせに!」と反論にならない反論をすることもしばしば。地球では29歳経理OLだったらしい。父親は眼光鋭い腕利き証券マンであり仕事人間。その父親に対する甘い惚気を母からずっと聞かされて育ったせいで、本人認めないがどうもファザコンの気味がある模様。シロエに対する淡い思慕も「鬼気迫る雰囲気で仕事に打ち込む姿にときめく」という理由ではないのかと推察される。本人は全力で否定するだろうが、恋愛に興味薄くこの歳になったと言うことは、恋愛経験では初心者なのかもしれない。
「機械弓は普段の調整さえ良ければ技量をカバーしてくれますので」
「ミニがはける歳にはかぎりがあるんです……」
「皮膜効果が強いので、矢羽根の接着にも使えるんですよ?」