王道RPGならば、クライマックスであるはずの勇者と魔王の対峙から本作は幕をあける。魔王は勇者に、自分を倒しても戦争は終わらないと告げる。人間と魔族の戦争を、本当の意味で終わらせるにはどうすればよいのか?――この壮大な問題を前に、敵対するはずの魔王と勇者が手を取り合い、経済学や歴史学の知識を縦横無尽に駆使して、世界の変革に真っ向から挑んでいく。
ネット発の小説として100万人が熱狂したといわれる“まおゆう”。2010年12月に書籍されシリーズ刊行された「まおゆう魔王勇者」は、 累計60万部を突破し、関連コミカライズを含めると累計220万部を突破(2013/1現在)。複数のコミカライズや、ドラマCD、WEBラジオなど多彩なメディアミックスが展開され、TVアニメが2013年1月より放送。
◆キャラクター紹介
魔王
魔族武力は低く魔力も魔王にしては弱いが、知識と胸は半端ない。
勇者
人間。剣スキルと強さには圧倒的なものが。でも若者らしい物知らずさん。で童貞。
メイド長
魔族。魔王の側近/時にはスタイリスト。ビミョーに理解されにくい「メイド道」を日夜追求している(趣味で)。
青年商人
人間。商人によって組織された「同盟」の幹部。魔王と交渉/取引した最初の商人。当然ポーカーフェイス。
冬の王子
人間。戦死した父の王位を継いで、冬の国の王となる。魔王に興味を持つ。
メイド姉
人間。魔王の屋敷に逃げ込んだ逃亡農奴。妹と共にメイド長の部下となる。
女騎士
人間。勇者パーティの元メンバー。現在は湖畔修道会勤務。恋愛スキルは低い。つるぺた。
女魔法使い
人間。勇者パーティの元メンバー。 いつも眠そうで好戦的で理論派。人気作家だったりもする。
◆書籍紹介